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2017/02/01

才能・IQ<□□□□  ?

2016年5月に刊行されるやいなやベストセラーになった、

アメリカで多くのビジネスマンに今読まれている本があります。

 

・過酷な陸軍士官学校の訓練から脱落せず、訓練を修了できた卒業生。

・競争に生き残り、社内で最も売り上げ成果を上げるセールスマン。

・非常に難解なスペリングの競技会で勝ち残る子供。

・問題児の多い学校に赴任したにも関わらず、学力を向上させた講師。

 

上記の異なる4つの調査対象を研究した結果、成功を収める人たちには、

ある共通点が発見されました。

 

それは、生まれ持った才能やIQの有無ではなく

努力を持続的に続けられる性質「やりぬく力」(GRIT グリット)を

持っているかどうかということでした。

 


成功は


才能・IQ<GRIT


であるのです。

 

ペンシルバニア大学心理学教授のアンジェラ・リー・ダックワースによって執筆され

日本でも9月に翻訳本※が出版されましたが、3カ月で20万部も売れたそうです。

 

※やり抜く力 GRIT(グリット)

  -人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

 

人材育成に携わる者としては、

この「やりきる力が、どうすれば身に付くのだろうか」という点が気になります。

 

ダックワース曰く、

「実は研究の途中であり、確証めいたものはまだわかっていない」

とのことですが

やり抜く力を発揮する人の特徴点はいくつかわかっています。

 

その特徴とは物事に取り組む際、

・自分で「興味」が持てるように掘り下げる

・意図をもって「練習」を繰り返す

・自分は成長出来るという「希望」を持つ

そして決定的に重要なことがあります。

 

それは人は「無意味なことは続けられない」という性質を持っていることです。

人の行動には「意味」が必要なのです。

つまり「何のために行うのか」という「目的」がやり抜く力になるのです。

最新の脳科学における研究では、「目的」はストレスに強くなれる効果があるとも

言われています。

人は「目的」のあることに対しては頑張れるため、ストレスに負けないのです。

もし今の目標がやり抜けないとしたら、「目的」がないからではないでしょうか。

 


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