Column
始めてますか?話題の新学習スタイル
「マイクロラーニング」
もう始められていますか?
昨年のATD人材育成国際会議でも重要なキーワードとして挙げられておりましたが
今年はたくさんの活用事例が紹介されました。
ATD人材育成国際会議(ATD International Conference & Exposition)とは、
世界120ヵ国以上、約40,000人の会員を持つ、人材開発に関する世界最大級の
組織であるATD(Association for Talent Development)が年に一度開催している、
人材開発や組織開発に関する世界で一番大きなイベントです。
今年は、オバマ前アメリカ大統領の基調講演もあり、朝から1万人近くの方が
列をなし、大変な盛り上がりをみせました。
さすが、世界一の人材育成イベント。規模が違いますね。
そんな大注目のATD人材育成国際会議で、今年も様々なセッションに登場した
注目の学習スタイルの一つ、それが「マイクロラーニング」です。
過去の記事でもご紹介しましたが、「短いコンテンツ」を、「短時間」で
学習する手法の総称で、集中力の持続時間が減少している現代人にも
打ってつけの学習法だと言えます。
受講者が好きな時に教材にアクセスして学習できるeラーニングとの相性が
とても良く、これまでのe-ラーニングのデメリット(まとまった時間を捻出できず
早送りや流し見される等)を緩和する手法としても、大変注目されています。
実際の活用事例や研究発表からみた「マイクロラーニング」の効果的な
活用ポイントは、大きくまとめると以下のようになります。
・テーマを絞った短いコンテンツとする
-集中した学習が可能
-コンテンツ作成が容易なため、迅速かつ柔軟な提供が可能
-実践との連動が容易
-効果測定や現場フォローが容易
・受講者ごとに学習内容をカスタマイズする
-受講者のスキル習得状況に応じて、
必要なものだけを選び提供することで学習効率が向上
変化の激しい時代。
上述のように、新しい知識を短時間で学習できる「マイクロラーニング」は、
受講者の集中力・受講スタイルの面でも、コンテンツ作成、現場フォローの面でも
時代のニーズに合致していると言えます。
流行するのには、ワケがあるのです。
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