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2016/11/11

学習効果が18倍!?

非常に驚きました。

小学2年生の息子の授業参観に行った時のことです。

 

私の小学生時代の授業風景と、180度違っていました。

机を島型に並び替えてグループワークに取り組んだり、
先生は生徒にどんどん質問を投げかけ、みんなは手を上げて積極的に発表しています。

 

生徒たちはみんな、活き活きとしているのです。


「これはどうしたことだろう?」


授業終了後、先生に尋ねてみました。

「すごく楽しい授業でした。先生は何か独自に勉強されているのですか?」

 

すると先生は、次のように答えました。

 

「有難うございます。実は『アクティブラーニング』というものを実践しているのです」

 

 

「アクティブラーニング」とは、先生から一方的に講義を進めていく
従来の授業ではなく、

グループディスカッション、ディベート、プレゼンテーション等を取り入れ、
生徒を巻き込んだ進め方の授業のことを言います。

 

 


ここで重要なのは、その狙いです。

それは生徒を「能動的(=アクティブ)にさせる」ということにあります。

 

毎日続く授業を飽きさせることなく、生徒が能動的に取り組むようにするのは
非常に難しいことです。


しかし近年の学校教育界のアクティブラーニングの取り組みは、その難題に挑んでいるのです。

 

そして、確実に効果を上げています。

 

このような学校教育で取り組まれているアクションラーニングの手法は、企業研修にも
ぜひ取り入れるべきだと考えます。

 


実に多様で多彩な手法があるのですが、特に取り入れるべき手法の一つに

「先生が生徒に教える」のではなく、「生徒が生徒に教える」というものがあります。

 


生徒は、他の生徒の学習に責任を負うことになります。

授業に対して一気に、能動的になります。


さらに生徒は、同じ仲間の生徒に教えなければならないことから、教えられるレベルまで
理解しようとするため、非常に深く理解します。

 

結果として、学習効果も高くなるのです。

 

教える立場に立つことで、聞いているだけの講義より、18倍もの学習効果があるという
研究結果(米国National Training Laboratories)もあります。

 


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