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2016/10/11

成功の反対は○○だ

最近よく引用される数値があります。

 

70 20 10。

 

これは、米国のリーダーシップ研究の調査機関ロミンガー社の、
ある調査結果に基づいています。

ロミンガー社は、非常に興味深い調査を行いました。

経営幹部として、実際にリーダーシップをうまく発揮できるようになった人たちに、
「どのような出来事がリーダーシップの発揮に役立ったか?」を調査したのです。

その結果、
「10%」は「研修などの学習機会」
「20%」は「上長や周りからの影響」
そして
「70%」は「実際の仕事の経験」
というものでした。

 

70 20 10 は
人の成長には「実際の仕事の経験が最も影響力がある」とした研究結果です。

そして近年の研究で、また新たに興味深いことが明らかになりました。

成長を促す仕事の経験には、「大前提」があったのです。

 

成長を促す仕事の経験に、必ず共通する項目。

それは

「その仕事の経験は、チャレンジングであるかどうか」ということです。

調査の結果は、非常にはっきりとしたもので、
成長を促す経験は、すべからく「チャレンジングな新しい試み」だったのです。

 

逆に
チャレンジングでない経験からは、得るものがあまりない、ということでした。

これらのことから、今注目されているのは

仕事の経験を最大限に成長につなげるためには、
20%である上長からの指導や、
10%である研修において、
如何に「チャレンジすることをサポートできるか」にかかっている
ということです。

 

では人がチャレンジをする時とは、いったいどんな時か。

必要な要素は沢山ありますが、まず
前例を踏襲せず、「チャレンジを良しとする組織風土」であること。

さらに重要なのは
チャレンジした結果の「失敗を受け入れる組織風土」であること。

この2つが無ければ、人はチャレンジ出来ません。

 

自分に、挑み

未来に、挑むには

リーダー、ひいては組織のサポートが必須です。

 

佐々木則夫監督が言った言葉は

「成功の反対はチャレンジしないことだ」

というものでした。
 

監督がチャレンジすることを推奨したことで、選手たちは多くの事を学び、成長しました。
そしてアジアで史上初となる、サッカーワールドカップ優勝という結果を残したのです。


チャレンジを良しとする組織の中で、
チャレンジングな仕事の経験を通じて、人は成長していくのです。


今、部下にチャレンジすることをサポート出来ているでしょうか?

 


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