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2017/08/02

集中力の低下が止まらない?

現代人の集中力持続が金魚以下!?

 

米マイクロソフト社のカナダの研究チームが2015年5月に発表しました。

 

カナダのリサーチャーが2,000人を対象にして脳波を計測し、マイクロソフト社がその結果を検証したところ、人々の集中力持続時間が、2000年の12秒から2013年には8秒にまで減少したそうです。

 

因みに、金魚は9秒だそうです。

 

なぜ、ここまで現代人の集中力は短くなってしまったのでしょう。

 

最大の要因は、ICTの進歩に伴う環境の変化とされています。

つまり、身の回りに溢れかえる情報が人間を振り回し集中力を奪っているのです。

 

ただ、集中力の持続時間には諸説あります。

「8秒」が正しいかどうかより、同じ検証方法で測定した結果、

「ここ十数年で集中力持続時間が大幅に減少している」

という事実が重要なのではないでしょうか。

 

 

このことは、人材育成にも大きな影響を与えると考えられます。

 

如何にして集中している間に学ばせるか。

 

 

これに最適なのが「マイクロラーニング」。

 

先月号で少し触れましたが、今年のATD国際会議における重要なキーワードの1つに挙げられています。

(参考)トレンド情報 > ミレニアム世代を育てよう

 

「マイクロラーニング」に決まった定義はなく、「人々が特定の成果を達成するのに役立つ、焦点を絞った適切なサイズのコンテンツ」と定義することもあれば、「5分以内のビデオやeラーニング」「5ページ程度のテキスト」と具体的に定義することもあります。

 

重要なことは、コンテンツ一つ一つが「短く」「完結していて」「続きがない」こと。

また、「フォーマットではなく中身」です。

 

冒頭でお話しした、最近流行りの1分動画。

ファッション・メイク・料理などの分野で若者を中心に活用されていますが、これもマイクロラーニングの一種です。

 

金魚以下と言われるほど「集中力の持続時間が減少している」現代人。

「マイクロラーニング」なら効果がありそうです。

 

早速、今までの映像コンテンツ、eラーニングを見直してみてはいかがでしょう?

 


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