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グローバル人材育成研修 ~異文化への適応力とコミュニケーションの活性化~
近年、国内市場の規模縮小に伴い、事業活動の場を海外市場にシフトする企業が増えています。これに伴い多くの企業がグローバル化に向けた取り組みを加速させ、海外市場でも通用する社員の育成に力を入れられています。
■求められる人材像
- 国内市場の減衰傾向から、従来の事業領域にこだわることなく、グローバルな視点で物事を考え、新しいビジネスモデルや収益確保の基盤を検討できる人材。
- 実際にビジネスを進めていくうえで、海外の方と交渉ができる人材。
技術の発展が著しく、変化が激しい現代においては、多様な価値観を受け入れて広い視野でビジネスを考える思考が、新たなイノベーションを生み出していくうえで必要です。
つまりこのような人材の育成は、例え現状海外進出の予定のない企業であっても同様と考えられます。
■本研修プログラムの目的
今後のビジネスモデルを検討する上で、主力となる若手層(入社3年目~5年目)を対象とし、多様な価値観を受け入れ、広い視野でビジネスを考えることができる人材育成を目的に、国内外で活躍できるための、グローバルスタンダードなスキルを習得します。
■グローバルに活躍できる人材に必要な3つの要素

このうち、本プログラムでは特に、「異文化への適応力」・「コミュニケーション力」にポイントを絞っています。
研修概要
- 全てのカリキュラムについて、外国人講師が登壇して実施。
- 全体設計として約4カ月間に渡り、集合研修およびアセスメントを実施。
- 初回研修で、異文化への適応力の向上の為、「グローバルマインドセット」を実施。
- 文化や価値観の違いを受け入れるマインド醸成を通して、海外の方とコミュニケーションするための視点・スキルを習得。
■グローバル人材育成研修の対象と全体像

①グローバルマインドセット(使用言語:日本語)
- 異文化マネジメントは国レベルの違いだけでなく、企業/職業文化などの違いに応用されることを強調し、国内であっても、必要なスキルであることを理解する。
- 全く異なる価値観を理解し、受け入れるためのスキルや、文化的違いを予測し、コミュニケーションを工夫するための視点とスキルを取り上げ、柔軟で幅広い思考につなげる。
- 以降のプログラムでは、コミュニケーション力の向上に重点を置いた集合研修およびアセスメントを実施。
- 集合研修前後の比較を通して、本人の成長をはかる(効果測定)ため、英語プレゼンテーションに対する個別アセスメントを実施。
- 集合研修では、ビジネスコミュニケーション&プレゼンテーション力といった、ビジネスで活用するコミュニケーションスキルを習得。
②ビジネスコミュニケーション&プレゼンテーション(使用言語:英語)
- グローバルスタンダードでビジネスを遂行するときに必要となるスキルの習得。
- アサーティブなディスカッションスキル、論理的で説得力のあるプレゼンテーションの構築、デリバリースキルの習得。
- アクティブラーニング型で、受講生のアウトプットを求める機会を多数設け、
スキル習得を目指す。
(参考)カリキュラム例:グローバルマインドセット
- ビジネス界のグローバル化がもたらす影響について知り、グローバルマインドセットの重要性を理解する。
- 自分の価値観や文化的特徴が、他人から見たらどう見えるのかを把握し、他者の自分とは全く違う価値観に気づく。その違う価値観をもつ他者への発言方法について考えることが出来るようになる。
- 文化の違いを比較する際に有効な指標(ホフステッド指数)について学び、文化的特徴の各項目について理解を深めることで、多文化の人に受け入れられるサービスや商品を開発する際に配慮すべき事項を学ぶ。
- 外国人と日本人のコミュニケーションの取り方の違いや仕事の価値観など多様な考えに触れることができ有益でした。現職場には外国人はいないですが、今回の研修で学んだ相手目線に立ち理解をするということは日常業務でも非常に重要なことと思いました。
- 海外との業務に限らず、多様な価値観を持つ人とのコミュニケーションにおいて、バックグラウンドを掴むことによって、より円滑な業務遂行に役立てると感じました。
- 通常業務では、なかなか経験することができない視座や感覚を養うことができました。自身が苦手としている、「要点から伝える」ということについて、英語によるプレゼンテーションによりトレーニングすることができました。
- 英語習得の研修だと思い参加したが、日本語やビジネスそのものに直結するスキルを学ぶことができました。どの回も得るものが多く有意義でした。
- 自分自身のスキルアップを感じることができました。また、英語学習を継続して行っていこうとも思うことができました。

受講者の声
初回研修のアンケートより抜粋
全プログラム終了後のアンケートより抜粋